古着屋の内装をDIYで仕上げる!予算30万円でおしゃれな店舗を作ったわいの全工程

「古着屋を開きたいけど、内装工事に何百万もかけられへん…」

こんな悩みを抱えている方、めちゃくちゃ多いと思います。実際、アパレル店舗の内装工事を業者に丸投げすると、10坪の小さな店でも200万〜500万円かかるのが相場です。古着屋を始めたい人にとって、この金額はかなりハードルが高い。

私は佐藤健一と申します。大阪で古着セレクトショップ「RETRO STYLE」を3店舗展開し、年商2億円まで育てた経験があります。現在は古着ビジネス専門のコンサルタントとして、年間50社以上の開業支援をしています。

正直に言うと、私が1店舗目を出したときも資金はカツカツでした。内装にかけられる予算は30万円。業者に頼む余裕なんてなかったので、自分でペンキを塗り、床を貼り、什器を組み立てました。素人作業でボロボロになった部分もありましたが、そこから学んだことは今でもコンサルの現場で活きています。

この記事では、予算30万円で古着屋の内装をDIYで仕上げるための全工程を、私の実体験をベースにお伝えします。失敗談も包み隠さず書きますので、これから古着屋を開業する方はぜひ参考にしてください。

まず知っておいてほしい「DIYでできること」と「プロに任せること」

内装のDIYで最初にやるべきことは、作業の切り分けです。「全部自分でやったる!」という気持ちはわかりますが、手を出したらあかんところに手を出すと、下手したら法律違反になります。

自分でやれる内装作業の範囲

DIYで対応できるのは、以下のような作業です。

  • 壁のペンキ塗り・壁紙の張り替え
  • 床材の施工(クッションフロアやフロアタイル)
  • 什器・棚の製作と設置
  • 試着室の組み立て
  • 看板の制作
  • ディスプレイのレイアウト

こうした作業は特別な資格がなくても、やり方さえ覚えれば初心者でも十分こなせます。実際、私がコンサルしてきた古着屋オーナーの8割以上が、これらの作業を自分でやっています。

絶対にプロに頼むべき作業

一方で、以下の作業は絶対に自分でやったらあかんです。

  • 電気配線工事(ダクトレールの直付け・埋込式設置を含む)
  • ガス工事
  • 水道工事
  • 建物の構造に関わる部分(柱、梁、開口部など)

特に電気工事は要注意。「照明の配線くらい自分でやれるやろ」と思う方がいますが、電気工事士の資格がないと法律違反です。無資格で工事して事故が起きたら、保険も適用されません。ここはケチる場所やないです。

店舗設計施工.comでも解説されていますが、電気・水道・ガスは資格を持ったプロに任せるのが鉄則です。

予算30万円の配分イメージ

30万円をどう割り振るか。これが一番大事なところです。私の場合の配分を紹介します。

項目予算
床材(フロアタイル)約5万円
壁の塗装(ペンキ・道具)約2万円
照明(器具+電気工事費)約5万円
什器(ハンガーラック・棚など)約8万円
試着室約1万円
看板・外観約2万円
消耗品・雑費約2万円
予備費約5万円
合計約30万円

予備費を必ず確保してください。DIYは「やってみたら思った以上にかかった」ということが絶対に起きます。予備費なしで始めると途中で資金ショートして、中途半端な店になってしまう。これは私自身が2店舗目のときに経験した失敗です。

工程① 床をフロアタイルで一気にイメチェン

内装DIYで最初に手をつけるべきは床です。理由は単純で、壁の塗装や什器の設置は床が汚れるから。先に床を仕上げると養生が面倒になるので、床→壁→照明→什器の順番で進めるのが基本です。

…と言いたいところですが、実は私は逆の順番でやってしまって後悔しました。先に壁を塗って、その後に床を貼ったら、ペンキが飛び散った床の上にフロアタイルを貼ることになった。フロアタイルは接着剤で固定するので、床面が汚れていると密着が弱くなります。皆さんは私の失敗を繰り返さんでくださいね。

フロアタイルを選んだ理由

床材にはいくつか選択肢があります。

床材費用(1㎡あたり)施工難易度特徴
クッションフロア約800〜3,000円簡単柔らかく、カッターで切れる
フロアタイル(接着式)約1,400〜6,000円やや簡単硬くて耐久性が高い
フロアタイル(はめ込み式)約3,200円〜簡単接着剤不要、原状回復しやすい

私が選んだのは接着式のフロアタイルです。クッションフロアは安いけど、古着屋は什器やハンガーラックなど重いものを置くので、柔らかい素材だと凹みが目立つ。フロアタイルなら硬くて耐久性があるし、木目調のデザインも豊富で古着屋の雰囲気にぴったりです。

材料の調達と費用

10坪(約33㎡)の店舗で使ったフロアタイルの費用はこんな感じです。

  • フロアタイル本体(木目調):約40,000円
  • 接着剤:約3,000円
  • カッター・定規・メジャー:約2,000円
  • 合計:約45,000円

フロアタイルはネット通販で買いました。ホームセンターより種類が豊富で、まとめ買いすると安くなることが多いです。DIYショップRESTAのようなDIY専門の通販サイトが品揃えも価格も優れています。

実際の施工手順とコツ

フロアタイルの施工手順は、ざっくり言うとこうです。

  1. 床の掃除(ホコリや油分を徹底的に除去する)
  2. 部屋の中心に基準線を引く
  3. 中心から外側に向かって仮置きする
  4. 接着剤を床に塗り、クシベラで均一に広げる
  5. 数分待ってからフロアタイルを1枚ずつ貼る
  6. 端の部分はカッターでカットして調整

一番のコツは「中心から外に向かって貼る」こと。端から貼り始めると、反対側の端で半端なサイズが出てしまい、見た目が悪くなります。中心から貼れば、両端が均等になるので仕上がりがきれいです。

施工にかかった時間は、10坪で丸2日。初日は床の掃除と接着剤塗り、2日目にタイルの貼り付けとカットをやりました。友人に手伝ってもらったので2日で済みましたが、一人でやるなら3日は見ておいた方がいいです。

工程② 壁のペンキ塗りで世界観を作る

古着屋の内装で一番雰囲気を左右するのは壁の色です。床はフロアタイルで無難にまとめても、壁の色一つでお店の「世界観」がガラッと変わります。

色選びで古着屋の雰囲気が決まる

私の1店舗目では、メインの壁をマットなホワイトに、アクセントウォール(1面だけ別の色にする壁)をダークグリーンにしました。古着屋で白壁はベーシックですが、1面だけ色を変えるだけでグッとおしゃれになります。

色選びのポイントは、使う色を3色以内に絞ること。あれもこれもと色を増やすと、ごちゃごちゃして安っぽく見えます。白系をベースに、アクセントで1色、什器や小物で1色。この3色ルールを守るだけで、統一感のある空間になります。

アクセントウォールに使う色の候補としては、以下のようなものがあります。

  • ダークグリーン:アメカジ・ミリタリー系の古着に合う
  • ネイビー:ヴィンテージ感のある落ち着いた雰囲気
  • レンガ色(テラコッタ):ヨーロッパ古着やカジュアル系に合う
  • ブラック:モード系・ストリート系にぴったり

扱う古着のジャンルに合わせて選ぶと、商品と空間がマッチして統一感が出ます。

養生が仕上がりの8割を決める

ペンキ塗りで素人がやりがちな失敗は、養生(マスキング)の手抜きです。正直に言うと、塗装作業の中で養生が一番面倒くさい。でも、ここを丁寧にやるかどうかで仕上がりが天と地ほど違います。

養生のやり方は以下の通りです。

  1. 窓枠、ドア枠、コンセントカバーにマスキングテープを貼る
  2. 床との境目にもマスキングテープを貼る
  3. 床全体に養生シート(ブルーシートでもOK)を敷く
  4. テープは直線を意識して、ゆっくり丁寧に貼る

コメリのペンキ塗り方ガイドでも紹介されていますが、養生テープは完全に乾く前に剥がすのが鉄則です。乾いた後に剥がすと、テープと一緒にペンキがビリッと剥がれてしまいます。私も1回やらかしました。

ペンキの塗り方と失敗しないコツ

ペンキ塗りの手順はシンプルです。

  1. ペンキ缶をよく振ってから開けて、さらにかき混ぜる
  2. 端や角の細かい部分をハケで先に塗る
  3. 広い面はローラーで「W」の字を描くように塗る
  4. 最後に一定方向へ均一にならす
  5. 乾燥後、2回目を重ね塗りする

大事なのは「W塗り」です。ローラーにペンキをつけて、壁にWの字を描くように塗り広げてから、最後に上から下へ一方向にならします。こうするとムラなく均一に仕上がる。

もう一つ、ペンキはローラーにつけすぎないこと。たっぷりつけた方が楽に思えますが、つけすぎるとダレ(ペンキが垂れて筋になる)が発生します。ローラートレイの端でしっかりしごいてから塗る。ケチるくらいがちょうどいいです。

壁の塗装にかかった費用は以下の通りです。

  • 水性ペンキ(白・4L):約4,000円
  • 水性ペンキ(ダークグリーン・2L):約3,000円
  • ローラー・ハケセット:約2,500円
  • マスキングテープ・養生シート:約2,500円
  • 合計:約12,000円

10坪の壁を2回塗りして、作業時間は約2日。1日目に養生とホワイトの1回目塗り、2日目にホワイトの2回目塗りとアクセントウォールのグリーンを塗りました。

工程③ 照明でお店の空気をガラッと変える

照明は内装DIYの中で、最もコスパが高い投資です。同じ空間でも、照明を変えるだけで高級感が出たり、カジュアルになったり、雰囲気が劇的に変わります。

ダクトレール照明を選んだ理由

古着屋の照明で私がおすすめするのは、ダクトレール(ライティングレール)+スポットライトの組み合わせです。

ダクトレールとは、天井に取り付けるレール状の照明器具で、レールの上にスポットライトやペンダントライトを自由に取り付けられます。最大のメリットは、照明の位置や数を後から自由に変えられること。古着屋はシーズンごとにディスプレイを変えるので、照明も柔軟に動かせる方が圧倒的に使い勝手がいいです。

照明の費用と設置方法

ダクトレール照明の費用をまとめます。

  • ダクトレール本体(1.5m×3本):約9,000円
  • LEDスポットライト(10個):約15,000円
  • 電気工事費(業者に依頼):約15,000円
  • 合計:約39,000円

ここで一つ大事なポイントがあります。ダクトレールには「簡易取付式」と「直付け式」があって、簡易取付式なら既存の照明用シーリングに自分で取り付けられます。資格も不要。ただし、店舗の場合は天井の構造によっては直付け式が必要になることがあり、その場合は電気工事士の資格が必要です。

私の場合は直付け式だったので、電気工事だけ業者に依頼しました。工事自体は半日で終わり、費用は15,000円。ダクトレールの設置と、既存の蛍光灯の撤去をやってもらいました。

商品を「魅せる」ライティングのポイント

照明は「明るくすればいい」というものやないです。古着屋の場合、以下の3つを意識してください。

  • 全体照明は少し暗めに抑える
  • 商品のディスプレイにはスポットライトを集中的に当てる
  • レジ周りと試着室は明るめにする

全体を暗めにしてスポットライトで商品を浮かび上がらせると、まるでギャラリーのような空間になります。お客さんの視線が自然と商品に集まるので、購買意欲も上がる。これは私が実際にやって売上が変わった施策の一つです。

LED電球は電球色(オレンジっぽい暖かい光)を選んでください。昼白色(白い光)は明るくて見やすいですが、古着屋には冷たすぎる。電球色の方が服の色味も自然に見えるし、お店全体の雰囲気も温かくなります。

工程④ 什器をDIYで揃える ハンガーラック・棚・ディスプレイ

什器(じゅうき)は内装費の中で一番お金がかかりやすい項目です。新品の業務用ハンガーラックを買うと1本2〜3万円、棚やディスプレイ台もそこそこの値段がする。ここをどれだけ工夫して抑えられるかが、30万円内装の勝負どころです。

単管パイプで作るハンガーラック

私が最もおすすめする什器DIYが、単管パイプを使ったハンガーラックです。単管パイプとは、工事現場の足場に使われる銀色の金属パイプのこと。ホームセンターで1本1,000円前後で買えます。

材料は以下の通りです。

  • 単管パイプ(48.6mm径・各種長さ):約6,000円
  • クランプ(パイプ同士をつなぐ金具):約3,000円
  • ジャッキベース(足元の固定用):約2,000円
  • 合計:約11,000円(1セットあたり)

作り方はシンプルで、パイプをクランプで組み合わせるだけ。溶接もネジ止めも不要で、レンチ1本あれば組めます。パイプカッターがあれば好きな長さに切れるので、店舗のサイズに合わせて自由にカスタマイズできる。

見た目も無骨でかっこいい。特にアメカジやストリート系の古着屋にはめちゃくちゃ相性がいいです。私の1店舗目もこのスタイルで統一しました。

私は合計3セット作って、材料費は約33,000円でした。業者に業務用ラックを3本買うと6〜9万円はかかるので、半額以下で済んだ計算です。

棚・ディスプレイ台は中古品+リメイクで

棚やディスプレイ台は、新品を買わずに中古品をリメイクするのがおすすめです。

  • メルカリやヤフオクでアンティーク家具を探す
  • リサイクルショップで木製の棚を買う
  • ホームセンターで安い木材を買って自作する

私の1店舗目では、メルカリでアンティーク風のトランクケースを3,000円で買って、ディスプレイ台として使いました。古い木箱を積み重ねて棚にしたり、脚立をリメイクしてラックにしたり。こういう「見立て」の工夫が古着屋の内装では効きます。

什器にかけた費用の内訳です。

  • 単管パイプハンガーラック×3セット:約33,000円
  • メルカリで購入した中古家具:約15,000円
  • 木材・塗料(棚の自作用):約8,000円
  • 全身ミラー×2枚:約6,000円
  • レジ台(ヤフオク):約5,000円
  • レジ(中古):約10,000円
  • 合計:約77,000円

試着室はカーテンレールで十分

試着室は立派なものを作る必要はありません。カーテンレールとカーテンがあれば十分です。

私が使ったのは、突っ張り式のカーテンポールとIKEAのカーテン。壁の角を利用してL字にカーテンを引くだけで、ちゃんとした試着スペースになります。費用は全部で約8,000円。壁にフックを取り付けて、中に姿見を設置すれば完成です。

ここで一つアドバイス。試着室の中の照明だけは明るめにしてください。暗い試着室で服を合わせても色味がわからへんし、お客さんのテンションも下がります。試着室用にクリップライトを1つ追加するだけで、購買率が変わります。

工程⑤ 看板と外観で「入りたくなる店」にする

内装に予算を集中しすぎて外観をおろそかにする人、めっちゃ多いです。でも考えてみてください。お客さんが最初に見るのは外観であって内装やない。入り口で「この店おもしろそう」と思わせられへんかったら、そもそも中に入ってもらえません。

木製看板をDIYで作る

看板は木材を使ってDIYで作りました。ホームセンターで1枚800円くらいの杉板を買って、ヤスリで表面を整えて、ステンシルシートで店名をペイント。仕上げにクリアのニスを塗って防水処理をしました。

材料費は以下の通りです。

  • 杉板(600mm×200mm):約800円
  • ステンシルシート(アルファベット):約1,200円
  • アクリル塗料:約800円
  • ニス(防水用):約600円
  • 金具(壁掛け用):約500円
  • 合計:約3,900円

この程度の費用で、それなりに味のある看板が作れます。看板屋に発注すると数万円かかるので、ここはDIYの効果が大きい部分です。

もう少し予算をかけられるなら、ウィンドウにカッティングシート(ステッカー)を貼るのもおすすめです。ネットで注文すれば3,000〜5,000円でオリジナルデザインのステッカーが作れます。

ウィンドウディスプレイの工夫

外から店内が見えるガラス面には、目を引くディスプレイを置きましょう。ここは費用をかけなくても工夫次第でどうにでもなります。

  • 一番の推し商品をトルソー(マネキン)に着せて展示する
  • 季節感のある小物を添える
  • 照明を当てて夜でも目立つようにする

トルソーもメルカリで中古を買えば3,000〜5,000円で手に入ります。新品を買う必要はまったくありません。

30万円の予算内訳を全公開

費用内訳の一覧表

ここまでの全工程で実際にかかった費用をまとめます。

カテゴリ項目金額
フロアタイル・接着剤・道具45,000円
ペンキ・ローラー・養生材12,000円
照明ダクトレール・スポットライト・工事費39,000円
什器ハンガーラック(単管パイプ×3)33,000円
什器中古家具・棚・ミラー・レジ台29,000円
什器レジ(中古)10,000円
試着室カーテンポール・カーテン・フック8,000円
看板木製看板・カッティングシート9,000円
外観トルソー(中古)4,000円
雑費掃除用品・消耗品5,000円
予備費追加の材料費・想定外の出費約6,000円
合計約200,000円

結果的に、30万円の予算に対して約20万円で収まりました。残りの10万円は、オープン後の追加什器やディスプレイ小物の購入に回しています。最初から全部揃える必要はない。むしろ、営業しながら少しずつ足していく方がいいです。

節約できたポイントと意外にかかったもの

大きく節約できたのは什器です。中古品の活用と単管パイプDIYで、新品購入時の半額以下に抑えられました。壁のペンキ塗りも、材料費だけなら1万円ちょっと。業者に頼むと10万円以上かかるところなので、DIYの効果が一番出るのは壁と什器です。

逆に「意外にかかったな」と感じたのは照明の電気工事費。15,000円は予想外でした。ダクトレールの直付けは自分ではできないので、ここは削れない出費。あらかじめ予算に組み込んでおくことをおすすめします。

DIY内装で失敗しないための5つの心得

最後に、これから古着屋の内装をDIYで仕上げようとしている方に、私の経験から5つの心得をお伝えします。

完成度60%でオープンして、後から育てる

最初から完璧な店を作ろうとしないでください。60%の完成度でオープンして、お客さんの反応を見ながら改善していく。このやり方の方が、結果的にいい店になります。

私が最初の店をオープンしたとき、壁は1面だけ塗っただけで残りの3面は白いまま。什器も最低限しか揃えていませんでした。でも、営業しながら「ここにもう1本ラックがほしいな」「この壁にOSB合板を貼ったらかっこいいな」と気づいて、少しずつ手を加えていった。結果的に、最初から全部作り込むより、お店に合った内装になりました。

ホームセンターのスタッフは最強の味方

DIY初心者がやりがちなのは、YouTubeやネット記事だけを頼りにして、全部一人でやろうとすること。もちろんネットの情報は参考になりますが、実際に材料を手に取って、プロに相談するのが一番確実です。

ホームセンターのスタッフは、材料の選び方から工具の使い方まで丁寧に教えてくれます。「古着屋の内装をDIYでやりたいんですが」と相談すれば、最適な材料を提案してくれるし、カットサービスで木材を好きなサイズに切ってもらえる。使わん手はないです。

工期は余裕を持って2週間は確保する

10坪の古着屋をDIYで仕上げるのに必要な工期は、最低でも10日間。余裕を見て2週間は確保してください。

私は「1週間あれば余裕やろ」と思って始めたら、全然終わらんくて焦りました。ペンキの乾燥待ち、フロアタイルの接着剤の硬化待ち、買い忘れた材料の追加購入。想定外の待ち時間がどんどん積み重なります。

それと、作業は一人でやらないこと。家族でも友人でも、誰か一人は手伝ってもらってください。壁のペンキ塗りは一人でもできますが、床のフロアタイル施工は二人の方が圧倒的に効率がいいです。

残りの2つの心得もお伝えします。4つ目は「失敗した部分は素直にやり直す」。ペンキがムラになったら上から塗り直す。フロアタイルがズレたら剥がして貼り直す。妥協してそのままにすると、オープン後にずっと気になり続けます。やり直しの材料費はケチらんでください。

5つ目は「写真を撮りまくる」。施工前、施工中、施工後の写真を記録しておくこと。SNSでの発信にも使えるし、何より自分で見返したときにモチベーションが上がります。ビフォーアフターの写真は、お客さんにも見せると「すごいですね!」と盛り上がる。店の話題作りにもなりますよ。

まとめ

古着屋の内装を予算30万円でDIYする。正直、楽な作業ではありません。ペンキまみれになるし、腰は痛くなるし、思い通りにいかへんことだらけです。

でも、自分の手で作った店は、業者に任せた店とは比べものにならへんくらい愛着が湧きます。壁のペンキの微妙なムラも、フロアタイルのわずかな隙間も、全部自分の手の跡。そこで古着を並べて、お客さんが来てくれたときの感動は、何物にも代えがたい。

コツコツ続けることが大事。完璧を求めず、まずは始めること。30万円という予算は決して多くはありませんが、工夫次第で十分におしゃれなお店は作れます。

この記事が、これから古着屋を開業する皆さんの背中を少しでも押せたら嬉しいです。一緒に頑張りましょう。