【古着屋専門】これだけは押さえとけ!確定申告で損しないための経費リストと節税テクニック

どないや?確定申告の時期が近づいてきて、頭抱えてへんか?「これって経費になるんかな?」「もっと税金、安くならんのか…」そんな悩み、めっちゃわかるで。

正直に言うて、ワイも昔はどんぶり勘定で、税務署にガッツリ指摘されて痛い目に遭ったこともある。せやけど、その失敗のおかげで、古着屋経営で損せんための「お金の守り方」を徹底的に学んだんや。

この記事ではな、ワイが年商2億円の店をやってた時に実践してた経費の考え方から、知らんかったら大損する節税テクニックまで、全部包み隠さず教えるで。これを読めば、もう確定申告で悩むことはなくなる。安心してビジネスに集中できるようなるから、しっかりついてきてや!

【この記事の結論】古着屋の確定申告 3つの鉄則

項目結論
申告は必要?専業なら所得48万円、副業なら所得20万円を超えたら必須。「バレないだろう」は通用せず、重いペナルティのリスクがあります。
経費にできるものは?商品の仕入れ代送料はもちろん、家賃や光熱費の一部(家事按分)、情報収集のための雑誌代や買い付けの交通費も経費になります。
どうすれば節税できる?「青色申告」で最大65万円の控除を受けるのが基本。さらに「小規模企業共済」や在庫評価を「低価法」にすることも有効です。

本文では、これらのポイントや「どこまでが経費になるのか?」という具体例を、失敗談も交えてさらに詳しく解説するで。

【大前提】そもそも古着屋の確定申告って必要なん?

「そもそも確定申告せなあかんの?」ってところからやな。まずは基本のキから押さえとこか。

まずはここから!確定申告が必要になるボーダーライン

確定申告が必要かどうかは、あんたが専業でやってるか、サラリーマンの副業でやってるかで変わってくるんや。

  • 専業(個人事業主)の場合:年間の所得が48万円を超えたら必要や。
  • 副業(サラリーマン)の場合:古着ビジネスでの所得が20万円を超えたら必要になるで。

ここで言う「所得」っちゅうのは、「売上」から「経費」を引いた儲けのことやからな。勘違いしたらあかんで。

特に副業で始めてる人は要注意や。「ちょっとお小遣い稼ぎのつもりが、気づいたら20万超えてた」なんてことはザラにある。売上が伸びて嬉しいのはわかるけど、税金のこともちゃんと頭に入れとかな、後で痛い目見るで。

「バレへんやろ」は命取り!無申告のリスクとは

「少しくらいええか」「どうせバレへんやろ」…その甘い考えが、あんたのビジネスを潰すかもしれんで。

もし申告せんと、税務署から指摘されたらどないなるか?

  • 無申告加算税:本来納めるべき税金に加えて、最大20%(悪質な場合は30%)のペナルティが課される。
  • 延滞税:納付期限の翌日から、納付する日までの日数に応じて、利息みたいなもんが取られる。
  • 重加算税:意図的に隠蔽した、なんて判断されたら一番重いペナルティで、なんと40%も追加で取られるんや。

ワイの知り合いでもおったけど、後から来る追徴課税はほんまにエグい。数年分まとめてドカンと来るから、一発で資金繰りがショートして、ビジネスが傾く原因にもなる。絶対に甘く見たらあかんで。

【完全網羅】古着屋の経費はこれや!勘定科目別リスト

「経費を制する者は、ビジネスを制す」これはワイの持論や。払わんでええ税金を払わんために、何が経費になるか、しっかり頭に叩き込んどきや。

① 商品の仕入れに関する経費

まずは商売の根幹、商品を手に入れるまでにかかるお金や。

  • 仕入高:古着そのものの購入代金やな。これが一番デカい経費や。
  • 荷造運賃:海外からの送料、国内の輸送費も全部経費やで。
  • 関税・消費税:海外から仕入れるとかかる税金も、立派な仕入れ経費や。
  • 外注工賃:商品のクリーニング代、リペア(修繕)費も忘れんとな。

ええ商品を仕入れるんは大事やけど、その後のケアにかかる金も忘れんと計上せな、利益がどんどん減ってまうで。売れる状態にするまでが「仕入れ」やと覚えとき。

② 販売・運営に関する経費

商品を仕入れても、お客さんの手元に届かんと売上にならん。そのためにかかる費用や。

  • 支払手数料:BASEやShopifyみたいなECサイトの利用料、メルカリやヤフオクの販売手数料。
  • 荷造運賃:お客さんへの送料、段ボールやガムテープなどの梱包材費。
  • 広告宣伝費:Instagram広告、インフルエンサーへの依頼料、チラシ作成費、撮影で使う小物代やモデル代もここに入るで。

お客さんに届けるまでが商売や。特に送料やプラットフォームの手数料は、積もり積もると結構な金額になるからな。きっちり記録しときや。

③ 店舗・事務所に関する経費

実店舗がある人も、自宅でやってる人も、場所にかかるお金は経費になるで。

  • 地代家賃:実店舗や倉庫の家賃。
  • 水道光熱費:店舗の電気、ガス、水道代。
  • 通信費:ネット回線、店の電話代、スマホ代。
  • 減価償却費:ハンガーラック、レジ、鏡、パソコンみたいな10万円以上の備品は、何年かに分けて経費にするんや。

【ポイント】自宅兼事務所の「家事按分」

自宅で仕事してる人は、「家事按分(かじあんぶん)」っちゅう考え方がめちゃくちゃ大事や。 これは、家賃や光熱費のうち、仕事で使った分だけを経費にするってこと。

例えば、家賃10万円の4LDKのマンションで、1部屋(面積が全体の25%)を完全に仕事部屋にしてるなら、家賃の25%、つまり2万5千円を経費にできるんや。 ワイも昔、自宅の1部屋を作業場にしてたから、家賃の25%と、電気代やネット代の50%を経費にしてたで。自分なりの合理的なルールを作っておくのがコツや。

④ その他、見落としがちな経費

「こんなもん経費にならんやろ」って思い込んでる費用が、意外と経費になったりするんや。

  • 新聞図書費:情報収集のためのファッション雑誌、資料代。
  • 支払報酬:税理士やコンサルタントへの相談料。
  • 租税公課:古物商許可の取得費用(収入印紙代)。
  • 旅費交通費:国内・海外への買い付けのための飛行機代、電車代、宿泊費。
  • 接待交際費:仕入れ先との打ち合わせでの飲食代。

展示会に行く交通費や、ビジネススキルを上げるためのセミナー代も立派な経費や。「未来への投資」やから、しっかり計上しいや。

【実体験】ワイがやらかした!確定申告の失敗談と教訓

偉そうなこと言うてるけど、ワイも数々の失敗をしてきたんや。あんたには同じ轍を踏んでほしくないから、恥を忍んで話すわ。

失敗談①:領収書がなくて大慌て!30万円の経費が認められへんかった話

昔、地方のフリーマーケットで現金買い付けしたときの話や。ええヴィンテージもんが安く手に入って舞い上がってて、領収書をもらうのをすっかり忘れとったんや。金額にして30万円くらい。

「まあ、出金伝票書いとけばええか」って軽く考えとったんやけど、後日、税務調査で「この支出の証拠は?」って突っ込まれて、結局経費として認めてもらえんかった。払わんでええ税金を10万円近く払う羽目になって、ほんまに泣きそうやったわ。

【教訓】「これくらいええか」が命取りや。領収書やレシートは神様やと思え!もしもらえなくても、出金伝票に「いつ、どこで、誰に、何のために、いくら払ったか」を詳細に記録するクセをつけとかんと、いざという時に泣きを見るで。

失敗談②:海外仕入れの経費で税務署とバトル!旅費の範囲で揉めた件

これはワイがタイに買い付けに行った時の話や。1週間の滞在で、仕事は5日間、残りの2日は市場調査も兼ねて少し観光もしたんや。もちろん、旅費は全額経費で計上した。

そしたら税務調査で、「これ、ほとんど旅行でしょ?」って疑われたんや。一瞬ヒヤッとしたけど、ワイは準備しとった。

  • 現地の取引先とのアポイントメール
  • 買い付けた商品のリストと写真
  • 現地の市場をリサーチした際のメモと写真

これらの「仕事の証拠」をきっちり見せて、「この観光に見える時間も、次のシーズンのトレンドを探るための重要なリサーチですわ」って説明したら、最後は納得してもろた。準備が9割や、ほんまに。

【教訓】海外への買い付けは、プライベートな旅行と疑われやすい。 だからこそ、「これは仕事です」って証明できる客観的な証拠を必ず残しておくこと。旅のしおりみたいに、毎日の行動記録をつけておくのも有効やで。

【プロの節税】これだけで手残りが変わる!古着屋がやるべき節税テクニック3選

経費をきっちり計上するのは「守り」の節税。こっからは、さらに手残りを増やすための「攻め」の節税テクニックを3つ教えるで。

① 絶対やるべき「青色申告」!65万円控除はデカいで

個人事業主になったら、絶対に「青色申告」をせなあかんで。ちょっと手続きは面倒やけど、メリットがデカすぎる。

  • 最大65万円の特別控除:単純に、儲けから65万円を引いてくれるんや。税率20%の人なら、これだけで13万円も税金が安くなる。
  • 赤字の3年間繰越:今年出た赤字を、翌年以降3年間の黒字と相殺できる。
  • 家族への給料を経費にできる:奥さんや子供に手伝ってもらってる場合、給料を払ってそれを経費にできる。

白色申告のままなんて、税金をドブに捨ててるようなもんや。開業したらすぐに「青色申告承認申請書」を税務署に出しときや。

② 未来の自分への仕送りや!「小規模企業共済」で賢く節税

小規模企業共済は「経営者のための退職金制度」みたいなもんやな。

毎月積み立てる掛金(最大7万円)が、なんと全額所得控除になるんや。 つまり、年間最大84万円も儲けを減らせる。

しかも、ただの節税やない。積み立てたお金は、事業を辞めた時に退職金として返ってくる。毎月コツコツ積み立てるだけで、税金が安なって、将来のお金も貯まる。こんなオイシイ話、乗らん手はないやろ?

③ 在庫の評価方法を見直すだけで節税になる「低価法」

ちょっと専門的な話になるけど、これも知ってると得するテクニックや。古着は流行り廃りが激しいやろ?シーズンが終わったり、トレンドが変わったりすると、仕入れた時より価値がガクッと下がることがある。

期末の在庫を評価する方法には「原価法(仕入れた時の値段)」と「低価法(仕入れた時の値段か、期末の時価のどっちか低い方)」があるんやけど、青色申告なら「低価法」を選べる。

これを使うと、価値が下がった在庫の評価損を経費にできるんや。例えば、1万円で仕入れたジャケットが、期末に5千円の価値になってたら、差額の5千円を経費にできるってこと。これは古着屋みたいなトレンド商売には、かなり有効な節税策やで。

よくある質問(FAQ)

最後に、みんなが疑問に思いがちなことをまとめといたで。

Q: 開業前の準備費用(古物商許可の申請費など)は経費になりますか?

A: なるで!「開業費」として計上できる。 開業した年に一括で経費にしてもええし、何年かに分けて(任意償却)経費にすることも可能や。 ワイは初年度の利益が少なかったから、利益がしっかり出た翌年に経費として計上して、税金を抑えたで。

Q: 自分が着るための服も経費にできますか?

A: これは難しい問題やけど、基本的にはNGや。ただ、SNSで着用モデルを自分でする場合など、事業での使用割合を明確に説明できるなら「広告宣伝費」として家事按分できる可能性はある。 でも、税務署に突っ込まれやすいポイントやから、やりすぎは禁物やで。「これは事業用」って明確に分けられるものだけにしいや。

Q: 自宅兼事務所の家賃や光熱費は、どうやって分ければいいですか?

A: 「家事按分」っちゅう考え方を使うんや。 例えば、家賃なら事業で使ってる部屋の面積割合で計算する。4部屋あって1部屋が作業場なら家賃の25%とかな。 電気代なら、事業で使った時間で按分するのが合理的や。自分なりの明確なルールを作って、それを毎年継続することが大事やで。

Q: クレジットカードの明細は領収書の代わりになりますか?

A: 明細だけでは不十分なことが多い。「いつ、どこで、何に、いくら使ったか」が分かる領収書やレシートを必ず保管しておくのが基本や。カード明細はあくまで補助的な資料と考えとき。電子帳簿保存法もあって、データの保存も大事になってきとるから、その辺もチェックしといた方がええで。

Q: おすすめの会計ソフトはありますか?

A: 今は便利なクラウド会計ソフトがいっぱいあるで。freeeとかマネーフォワード クラウドが有名やな。銀行口座やカードと連携すれば自動で帳簿付けしてくれるから、確定申告がめちゃくちゃ楽になる。簿記の知識がなくても使えるように作られてるから、初心者は絶対使った方がええ。時間の節約になるし、その分、仕入れや販売に集中できるからな。

まとめ

ここまで読んでくれて、おおきに!

確定申告って聞くと難しそうやけど、要は「事業のために使ったお金を、漏れなくきっちり記録する」ってことや。これをサボると、払わんでええ税金を払うことになって、あんたの大事な手残りがどんどん減ってしまう。ワイも数々の失敗をしてきたからこそ、その重要性が身に染みてわかるんや。

今日伝えた経費のリストと節税テクニックは、全部ワイが実践して、時には失敗しながら学んできたことばかりや。まずは一つでもええから、自分のビジネスに取り入れてみてくれ。このコツコツした努力が、1年後、3年後の大きな差になるからな。

確定申告は、面倒な義務やない。自分のビジネスの成績表であり、未来の成長のための作戦会議や。しっかり向き合って、賢くお金を守って、もっとビジネスをデカくしていこうや。応援してるで!一緒に頑張ろうや!