「古着ビジネスで一旗揚げたいけど、何から手をつけてええか分からん」
「始めてみたものの、売上が伸び悩んで心が折れそうや…」
そんな悩みを抱えていませんか?わかります、私も最初はそうでした。
株式会社ヴィンテージ・サクセス代表の佐藤健一です。今でこそ500名以上の起業家を指導する立場ですが、元々はアパレル商社のしがない営業マン。そこから一念発起して古着屋を始め、年商500万円から2億円まで事業を成長させ、会社を売却しました。
本日は、その道のりで経験した山のような失敗と、そこから掴んだ成功のリアルな軌跡を、包み隠さずお話しします。このインタビューを読めば、あなたのビジネスを次のステージへ進めるヒントが必ず見つかるはずです。一緒に頑張りましょう!
目次
【黎明期】年商500万円のリアル:すべての始まりはアパレル時代の悔しさやった
なんでまた古着ビジネスやったんですか?大手商社からの転身
正直に言うと、アパレル商社での経験がなかったら、古着ビジネスを始めようとは思わんかったやろうね。毎日、何百着、何千着という服が企画されて、作られて、そして売れ残っていくのを目の当たりにしてきたんや。まだ十分に切れる服が、流行遅れというだけで大量に廃棄されていく。その光景を見るたびに、「これ、なんかおかしいんちゃうか?」ってずっと思っててん。
私の経験では、結局「なんでそれをやりたいんか」っていう熱量が一番大事やねん。当時の私は、この大量生産・大量消費のサイクルに疑問を感じていて、「価値あるものを、長く大切に着てもらう」っていう、当たり前やけど忘れられがちな価値観をビジネスにしたかった。それが古着やったんや。
開業資金300万円の内訳と、最初の店舗の記憶
開業資金は、退職金と貯金を合わせて300万円。ほんまにカツカツやったで。今思えば無謀な計画やったかもしれんけど、当時は「これしかない!」って燃えてたからな。
開業資金の内訳
- 店舗契約:100万円(敷金・礼金・仲介手数料)
- 内装費:50万円(ほぼ自分で作業)
- 初期仕入れ:100万円(商品在庫)
- 運転資金:50万円(3ヶ月分、ギリギリ)
最初の店は、大阪の天王寺にある、ほんまに小さな路面店やった。10坪もないくらいの広さで、家賃は月15万円。内装もほとんど自分でやった。壁を塗って、棚を作って、古着を並べて…。毎日、夜中まで作業して、開店準備を進めたのを今でも鮮明に覚えとるわ。
最初の壁:月商30万円を突破するまでの泥臭い日々
開店当初は、ほんまに客が来んかった。最初の3ヶ月は、月商10万円にも届かんかったんちゃうかな。毎日、店の前でチラシを配って、SNSで発信して、できることは何でもやった。でも、なかなか結果が出んくて、正直、何度も心が折れそうになったわ。
年商500万円を達成するまでには、1年半かかった。月商にすると約40万円。利益はほとんど残らんかったけど、それでも「自分の力で稼いでる」っていう実感があったから、不思議と辛くはなかったな。この時期の泥臭い経験が、後の経営に活きてくるんやから、人生って面白いもんやで。
【失敗談】最大の挫折:リーマンショックと300万円の仕入れトラブル
売上半減、2店舗閉店…地獄を見たリーマンショック
順調に成長してた店が、一瞬で地獄に突き落とされたのが2010年のリーマンショックや。当時は3店舗まで拡大して、年商も1億円を超えてた。でも、リーマンショックの影響で、客足がパタッと途絶えた。売上は面白いように半減して、あっという間に赤字経営や。これは絶対にやったらあかん資金繰りのミスやったんやけど、当時は運転資金の確保が甘くて、キャッシュがどんどんなくなっていく。ほんまに、毎日が恐怖やったで。
結局、泣く泣く2店舗を閉店して、1店舗だけで再出発することになった。スタッフもほとんど辞めてもうて、一時期は3店舗分の在庫を抱えながら、たった一人で店を切り盛りしてた。あの時の辛さは、今でも忘れられへん。でも、この経験があったからこそ、経営の厳しさと、リスク管理の重要性を骨身にしみて学んだんや。
リーマンショック前後の変化
項目 | ショック前 | ショック後 |
---|---|---|
店舗数 | 3店舗 | 1店舗 |
年商 | 1億円超 | 約5,000万円 |
スタッフ数 | 10名 | 1名(自分のみ) |
経営状況 | 黒字 | 赤字 |
「安物買いの銭失い」海外仕入れで300万円の損失
リーマンショックから立ち直りかけた2012年、今度は海外仕入れで大失敗をやらかした。少しでも安く仕入れようと思って、タイの業者から格安で大量に商品を仕入れたんや。でも、届いた商品を見て愕然とした。半分以上が、とてもやないけど店に出せるような品質やなかった。縫製は雑やし、シミや汚れもひどい。結局、300万円分の商品が、ただのゴミになってしもうた。
この失敗があったからこそ、「信頼できるパートナー」の大切さが骨身にしみて分かったんや。目先の安さに飛びついたらあかん。品質管理がしっかりしてて、長期的に信頼関係を築ける相手と取引せなあかん。これは、古着ビジネスに限らず、すべての商売に言えることやと思うで。
失敗から学んだこと:「失敗は成功の母」はホンマやで
失敗を恐れて何もしないのが一番の失敗や。転んでもタダで起きんかったらええねん。私の場合は、リーマンショックで資金繰りの重要性を学んだし、仕入れの失敗で信頼できるパートナーの見極め方を学んだ。失敗は、成功するための授業料やと思ってる。だから、皆さんも失敗を恐れずに、どんどんチャレンジしてほしい。その経験が、必ずあなたの力になるはずやから。
【成長期】年商2億円へのターニングポイント
攻め時を見極める:多店舗展開を決断した理由と戦略
リーマンショックのどん底から這い上がって、店が再び軌道に乗り始めた頃、私は次の展開を考え始めとった。売上が月商500万円を超えたあたりやったかな。それが、私にとっての「攻め時」のサインやったんや。1店舗だけやと、どうしても売上の上限が見えてしまう。事業を大きくするためには、多店舗展開は避けて通れへん道やった。
出店エリアは、徹底的にリサーチしたで。自分の店の客層と、ターゲットとなるエリアの客層が合致してるか。競合店の状況はどうか。家賃は適正か。そういうのを全部調べて、2店舗目は神戸の元町、3店舗目は京都の河原町に出店を決めた。人材育成も、この時期に力を入れたことの一つや。店長を任せられるスタッフを育てて、権限を委譲していく。これができひんと、多店舗展開は絶対にうまくいかへんからな。
店舗展開の実績
店舗 | 立地 | 出店時期 | 特徴 |
---|---|---|---|
1号店 | 大阪・天王寺 | 創業時 | 本店・実験店舗 |
2号店 | 神戸・元町 | 2年目 | 関西圏拡大 |
3号店 | 京都・河原町 | 3年目 | 観光地立地 |
オンライン販売への挑戦:ECとSNS活用のリアル
実店舗が3店舗になって、経営が安定してきた頃、次に挑戦したのがオンライン販売やった。最初は、自社でECサイトを立ち上げるなんて、よう考えんかった。だから、まずは大手のECモールに出店することから始めたんや。そこでノウハウを学びながら、徐々に自社のオンラインストアに移行していった感じやな。
SNS、特にInstagramの活用は、オンライン販売を成功させる上で欠かせへんかった。毎日、新商品の入荷情報や、コーディネート例を投稿して、フォロワーとのコミュニケーションを大切にした。オンラインとオフラインの連携も意識したで。インスタで見た商品を、実際に店舗で試着できるようにしたり、店舗のイベントをオンラインで告知したり。そうやって、オンラインと実店舗の相乗効果で、売上を伸ばしていったんや。
事業売却という選択:なぜ年商2億円の会社を手放したのか
年商が2億円を超えて、会社も順調に成長してた。そんな時に、なんで会社を売却したんか?よう聞かれる質問や。一言で言うと、自分の役割は終わったと感じたからやね。私は、ゼロからイチを生み出すのは得意やけど、イチをヒャクにするのは、正直、得意やない。会社が大きくなるにつれて、経営の仕事も複雑になってくる。もっと経営のプロに任せた方が、会社も、スタッフも、幸せになれるんちゃうか。そう思ったんや。
もちろん、寂しい気持ちがなかったわけやない。でも、自分の経験を活かして、もっと多くの古着ビジネスで成功したい人をサポートしたい。そういう新しい目標ができたから、事業売却を決断できた。今は、経営コンサルタントとして、たくさんの起業家の相談に乗らせてもらってる。自分の経験が、誰かの役に立ってる。それが、今の私のやりがいやね。
【結論】佐藤流・古着ビジネスで成功するための「3つの鉄則」
鉄則1:仕入れは「モノ」やなく「人」で見極めなあかん
15年間、この業界で飯を食ってきて、たどり着いた結論がこれや。古着の仕入れで一番大事なのは、実は「目利き」やない。もちろん、ええもんを見分ける力は必要やで。でも、それ以上に大事なのは、「この人のためならええもん回したろ」と思ってもらえるような、信頼できる仕入れ先との長期的な関係性を築くことなんや。ええ加減な業者と付き合うたら、安物買いの銭失いになる。これは、私が300万円の損失を出して学んだ、痛い教訓や。
鉄則2:自分の「好き」と市場の「売れる」の交差点を探せ
古着屋を始める人の多くが、自分の好きな服だけを仕入れてしまう。気持ちは分かるで。でも、ビジネスとして成功したいんやったら、それだけではあかん。自分の「好き」という情熱は大事にしつつも、市場で「何が売れるのか」を冷静に分析する視点が必要や。自分の強みや個性を活かしながら、お客さんが求めているものは何かを探し続ける。そのバランス感覚が、売上を左右するんや。
鉄則3:一発当てるな、コツコツ続けろ。継続こそが最強の武器や
派手な成功はいらん。地味でもええから、昨日より0.1%でも成長し続ける。その積み重ねが、気づいた時にはとんでもない差になっとる。古着ビジネスは、一発逆転のホームランを狙うような商売やない。毎日、コツコツと誠実な仕事を積み重ねて、お客さんとの信頼関係を築いていく。それが、長く愛される店を作るための、一番の近道やと私は信じとるで。
実際、環境省の調査によると、2022年のリユース市場は約2兆9,000億円規模で、その中でも衣料・服飾品が最大の17.7%を占めています。この成長市場で長期的に成功するためには、継続的な取り組みが何より重要なんや。
よくある質問(FAQ)
Q: 古着ビジネスを始めるのに、最低いくら資金が必要ですか?
A: 私の経験から言うと、最低でも300万円は用意したいところやね。でも大事なのは金額だけやない。その資金をどう使うか、運転資金は最低3ヶ月分確保できてるか、そういう計画性がもっと重要やで。私の場合は、運転資金がギリギリで、最初の3ヶ月はほんまに苦労したからな。
推奨資金配分
- 店舗関連費用:100-150万円
- 初期仕入れ:100万円
- 運転資金:100-150万円(最重要)
Q: 全くの未経験でも古着ビジネスで成功できますか?
A: 結論から言うと、できる。私も元はただのアパレル営業マンやったからな。ただ、「好き」だけでは続かへん。経営の勉強は絶対に必要や。特に資金管理と仕入れの知識。これを学ばずに始めると、9割は失敗すると言うてもええ。
Q: 最初の仕入れ先は、どうやって見つけるのがおすすめですか?
A: 初心者やったら、まずは国内のリサイクルショップや卸業者から始めるのが安全やと思う。いきなり海外仕入れに手を出すと、私みたいに大失敗する可能性もあるからな(笑)。少量からでも始められる場所で経験を積んで、目利きと相場観を養うのが先決や。
Q: 利益率の目安はどれくらいで考えればいいですか?
A: これは扱う商品によるから一概には言えんけど、私の店では平均して50%〜60%を目指してたな。でも最初は利益率よりも回転率を意識した方がええ。売れない在庫を抱えるのが一番のリスクやから、「多少利益が薄くても早く現金化する」っていう意識が大事やで。
Q: 会社員をしながら副業で始めるのはアリですか?
A: 全然アリやと思う。むしろ、いきなり会社を辞めるよりリスクが低くてええんちゃうかな。ただ、中途半端な気持ちでは続かへん。副業でも「事業をやってる」っていう経営者意識を持つこと。週末だけの店長でも、気持ちは一国一城の主や。
まとめ
今日は私の15年間の古着ビジネス人生を、ええ格好しいとこも恥ずかしい失敗も全部お話しさせてもらいました。年商500万円から2億円への道は、決して平坦やなかったです。でも断言できるのは、古着ビジネスは正しいやり方でコツコツ続ければ、必ず結果が出る商売やということ。
この記事を読んでくれたあなたが、私の失敗から何か一つでも学び、成功への近道を見つけてくれたら、これ以上嬉しいことはありません。あなたの挑戦を、心から応援しています。いつでも相談に乗るから、一人で悩まんといてな。一緒に頑張りましょう!